2017年7月に上演する愛媛県砥部町民ミュージカル「シンパシーライジング~砥部焼物語(仮題)」の制作発表が25日、同町宮内の町役場であり、脚本を手がける同町出身の映画監督大森研一さん(41)は「エンターテインメントでありながら、砥部焼の現状を伝えるストーリーにしていきたい」と語った。
 ミュージカルは砥部焼磁器創業240年を記念し、町が坊っちゃん劇場(東温市)に委託して制作。町民ら約40人が出演し「東京オリンピックの聖火台を砥部焼で作ろう」と奮闘する砥部焼の窯元一家を中心にストーリーが繰り広げられる。
 出演は小学校4年生以上で、週2回程度の練習に参加できる人が対象。12月1日~2017年1月16日に募集し、1月22日に町中央公民館で歌や踊りなどのオーディションがある。12月24、25日に芝居の体験ができるミュージカルワークショップを開く。